プロ家庭教師のブログ

間違えやすい漢字の覚え方 その1

今回は小ネタをひとつ。
「間違えやすい漢字の覚え方」です。
最初に「裏」の覚え方を取り上げてみたいと思います。

いきなり話は変わりますが、「ほめる」という漢字を思い浮かべてみてください。

実は「ほめる」という漢字と「裏」という漢字には共通点があるのです。

「褒」と「裏」。

 

拡大して見ていただくとわかりやすいのですが、どちらも「衣」の中に部品が収まってできた漢字なんですね。

「褒」には「保」、「裏」には「里」が入っています。中に入った部品は漢字の音読みを表すものなのです。ですから「裏」は「リ」と読むのです。

「『裏』という字は、衣と里という部品しか使わないんだよ」と話すと、子どもたちはたいてい一発で覚えてしまいます。

厳密にはちがう組み立てなのですが、同じように「衣」の中に部品が入った漢字には、「哀」や「衰」があります。これもセットで覚えてしまうといいですね。

ちなみに、「裏」の反対の「表」は、実は「衣」と「毛」が組み合わさってできたのだとか。

なぜか?

毛皮で毛がついてるほうが「表」だからだそうです。 なるほど!
あくまで仮説ですが、興味深いと思いませんか。

分解してみると覚えやすくなる漢字もありますよ、というお話でした。