プロ家庭教師のブログ

まずは1日1回から!

なかなか更新できずにすみません。

「その①」から進んでいないものもあったりと、いろいろと書きたいことはあるのですが、なんというか、書き始めるまでに時間がかかりまして……。

さて、そんな自分への自戒を込めて、今回は本をご紹介したいと思います。
『小さな習慣』(スティーヴン・ガイズ著 ダイヤモンド社)です。

もうタイトルそのまんま、勉強や運動を、小さなことから始めて習慣にしようという内容です。

勉強や運動って、取り掛かるまでに時間がかかりませんか? プレッシャーで気が重くなったり、「やるぞ!」と気分を高めるのにすごいエネルギーを使ったり……。

そこでこの本では、始めるときのハードルをものすごく低くして、本当に「小さなこと」から始めようと提案しています。

どれくらい「小さなこと」か? 本には、1日1回だけ腕立てするという例が登場します。私は信じ込みやすい性格でして、さっそく本の通りにやってみたんですね。たしかに1回なら簡単です。忘れたことに気づいたら、寝る前でもすぐに出来ますし、少々酔っ払ってても大丈夫。

そういう気楽さが良かったのか、結局2年ほど続けています。

そして、習慣になって腕やら胸やらにちょっとだけでも筋肉がついてくると、欲が出てくるんですね。回数を増やしたり、負荷を上げたりしたくなるのです。

とはいえ、あくまでノルマは1日1回。もしそれでも始められないときは、さらにハードルを下げるのだそうです。

また、著者は本の中で「モチベーションに頼ってはいけない」と強調していました。モチベーションは感情に基づくものなので、コントロールできないから、なのだそうです。たしかに、感情はコントロールできませんよね。ですから、どこにあるのか分からない「やる気スイッチ」なんてものに幻想を持たず、少しの意志で行動できるように、習慣にするのがいいんだそうです。

とりあえず机の前に30秒座るとか、1日一個だけ漢字を覚えるとか、ものすごく小さなところから始めて勉強の習慣を作るというのは、いいアイデアだと思うんですが、いかがでしょうか?

皆さんも、皆さんのお子様も、
「1日1回~する!」「学校から帰ってきたら、30秒だけ~する」という小さな習慣から始めてみませんか?