プロ家庭教師のブログ
間違いやすい漢字の覚え方 その3
今回は小ネタをひとつ。
「劇」という字の覚え方です。
この漢字、どういうわけか、4画目の右端、左下に向けてハネるのを忘れてしまうお子様が多いのです。
白川静先生のご説によると、この字は、神の前で猛獣の「皮」をかぶり、刀剣を持って舞い踊るところからできたのだそうです。「演劇」ですね。
また、いわばトランス状態になって踊る激しさから、「劇薬」の「劇」の意味も生じたのだとか。
という話をして、改めて「皮」という字に注目してもらいますと、ハネの部分が「劇」と似ていることにみなさん気づきます。
さらにもう一つ。
どんな猛獣の皮をかぶるのだと思いますか? と質問してみるんですね。
答えは……?
そう、関西人にはおなじみの「虎」なんです。これまた「劇」の左側に似てますよね。
この話をすると、間違いはほぼなくなります。
みなさまもお試しください。
では、また。