プロ家庭教師のブログ

受験まで一か月、体調不良を訴える時期

さて、保護者のみなさんの方の気持ちが落ち着いたら、お子さまの話をできるだけ肯定的に聞いてあげましょう。お子さまも不安、焦りがある時期です。不安からくる体調不良もあります。「なんかしんどい・・・」「頭が痛い・・・」「おなかが痛い・・・」というようなときもあるでしょう。こんなとき、「あと少しなんだから、頑張って!」って、言っちゃいませんか? こういうとき、特に「頑張って!」は禁物です。だって、これまで頑張ってきたのですから!
「大丈夫?無理しないでね。」「少し休んで立て直そうか。」「これまでしっかりやったんだから、少しくらい休んでも大丈夫よ!」一見、甘いように見えますが、体調不良を起こす状況はいろいろな意味でお子さまのSOSであることが多いのです。ですから、とにかく肯定的に気持ちを受け止めて、たとえ半日でも休んで立て直すのがいいでしょう。このやさしさが、お子さまにとっては、「私のことを心配してくれてるんだ、信頼してくれてるんだ、これまでのことを認めてくれてるんだ・・・」という気持ちになり、「よし、あと少しだ!頑張ろう!」と自ら気持ちを切り替える原動力になります。半日でも一日でも休めばスッキリします。SOSを出している子を休ませずに、無理に勉強しても成果は少ないですし、そのうち破綻して大変なことになります。半日、一日捨ててでも、ベストな状態で受験を迎えられるようにしたいですね。